SOLD OUT
2019年に東京芸術劇場シアターイーストにて上演された、鳥公園#15『終わりにする、一人と一人が丘』の上演記録映像です。
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――家族なんて捨ててもいいんだよ。
――僕に、そうして欲しいって言ってるの?
――そうして欲しいって言ったらそうするの?
世界が並んで三つある――マッチングアプリで出会ったカップル、アパートのベランダから遠くを見ている女、職場の待機部屋でとりとめない話をする二人。
カップルの男女は、自分をいいものだと思えていない。相手の求める形にはまろうとして、そぐえない。しかし二人は、相手と一緒にいることで、埋もれて見えなくなっていた自分の傷を発見する。そうしてそれぞれで、互いに一緒に、自由になる。
わたしの与り知らぬところで生み出され、引き継がれる負の遺産があって、でも人はそれをやめられる。終わりにできる。わたしたちは一人になって、一人と一人でささえ合える。
城崎国際アートセンターでの滞在執筆、名古屋、静岡、東京でのリーディング公演を経て、2年ぶりの新作で鳥公園がシアターイーストに初登場!
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作・演出|西尾佳織
出演|石川修平(劇団俳優座)、菊沢将憲、鳥島明(はえぎわ)、花井瑠奈、布施安寿香(SPAC)、和田華子(青年団)
スタッフ|
舞台美術:中村友美
音響:中村光彩
音響操作:秋田雄治
照明:中山奈美
衣裳:清川敦子(atm)
舞台監督:熊木進
ドラマトゥルク:朴建雄
演出助手:島村吉人(人の味)
宣伝美術:鈴木哲生
制作:古川真央・谷陽歩・神林遥(合同会社syuz’gen)
記録映像:深田隆之
主催・製作:鳥公園
提携:東京芸術劇場(公益財団法人東京都歴史文化財団)
助成:公益財団法人セゾン文化財団
協力:城崎国際アートセンター(豊岡市)
劇団俳優座、はえぎわ、エスアーティスト、SPAC-静岡県舞台芸術センター、青年団、六尺堂、atm、人の味